『 JAMIS AURORA 』のフェンダーを支えているサポート部が、アルミ製の為に折れてしまい、ステンレスでの制作依頼が有りました。

ネジ山がイギリスインチの為、国内ではネジ山を作る為の工具が簡単に手に入らない為、メートルネジ規格に変更する事に致しました。
ステンレスの無垢棒に真直ぐ穴を掘る機械が無い為、外注依頼致しまして、その穴にネジ山を作って行きます。

ステンレスは、加工が難しく、ネジ山を作るタップが、開始10秒で折れてしまいました。

そこで登場、『 ステンコロリン 』ステンレスのみならず、鉄の切削加工も楽になります。
タップを、スパイラルタイプに変更し、作業効率UP!

あと1本で、ネジ切り作業終了!という所で、奥深く入ったタップがポッキリ折れてしまい、抜き取る事は困難なので、もう1本材料を切り出していただきました。

ネジを切り出したパイプ状の物に、今度は、ネジで車体に取り付けるタブを溶接します。
そのタブも、ステンレスの板から切り出して、溶接します。
サポートの雄ネジを切り落とします。

そこに、ネジの頭を切り取った雄ネジを溶接します。

ネジ山を、ダイスで綺麗にします。

サテン仕上げにした、雌ネジ部をねじ込み作業が完了いたしました!