先週入庫いたしました『 ホンダ HS555 』の修理ですが、簡単には直りませんでした。
古い除雪機ですので、部品が廃盤になっていまして、その部分が故障の原因ですと頭の中がパニックです。
今回の不具合内容は、『 オーガクラッチレバーを放しても、オーガが回り続けてしまう 』という内容でした。
オーガクラッチとブレーキのチェックの為、分解。

クラッチ、ブレーキ共に異常無し。
オーガクラッチケーブルが、固着していて戻り不良の為、オーガの回転が止まらないと判断。
しかし、この『 HS555 』は、車体番号で調べると前期型で、オーガクラッチケーブルは既に廃番になっておりました。
少ない脳みそをフル稼働させて、解決策を考えて出した答えは、、、。
後期モデルのオーガクラッチケーブルを使用し、ケーブルのアジャスターをマウントする位置を変更する事にしました。
その為の、ブラケットを鉄板から切り出して曲げて製作します。
その、ブラケットを、溶接し、今までの取り付け部が障害になる為、削り取りました。

塗装を施し、何事も無かったかの様に収まりました。
オーガの回転も止まるようになりまして、解決!
古い除雪機修理のお問い合わせが多いのですが、今回は無事に直った、良い例ですが、状態の悪い物は『 直しては壊れ、直しては壊れ、、、 』を繰り返す事が多いです。
機械が苦手な方は、古い物は避けた方が良いかもしれませんよ!
※修理はしますが、修理の方法を教えるサービスはしておりません。