雪が積もりだすと、除雪機の修理が多くなります。
今回の修理は、『エンジンがかかるが、すぐ止まってしまい再度かからなくなる』という現象。
ガソリンに水が混入し、その水が凍結した為に、ガソリンが流れなくなるのでエンジンが止まって、かからなくなってしまうのです。
コックのドレーンから、ガソリンを抜くとガソリンと一緒に水が出てきます。
ガソリンタンクのガソリンを半分ぐらい抜き、ガソリンタンク内を覗くと、まだ水が溜まっています。
(写真のドーナツ状に見えるのが、排出口の周りに溜まった水)

全て抜き終わると、かなりの量の水が混入していました。
(写真の、液体の底に溜まっているものが、ガソリンタンク内に溜まっていた水です)

コックの下部に有る、ストレーナーにも水がいっぱいになっていました。
水が混入する原因は、
・夏季の保管時に、ガソリンを完全に抜く、もしくはガソリンを満タンにしていない為に、タンク内に水蒸気が溜まり、水滴に成って水が下部に溜まる。
・ガソリン給油時に、給油口から雪が入る。
・ガソリン携行缶に溜まった水が、給油時にガソリンと一緒に流れ込んでしまう。
等が考えられます。
屋外で、保管している方は、特に気を付けて下さいませ。
ガソリンの取り扱いは、十分に注意して、管理いたしましょう。